兵庫県宝塚市から、野の花達との日々の暮らしを綴った四季のお便りをお届けします。
インスタグラムもご覧ください。
22日5月 2023
ある日、ある生徒さんが教室の残った花材でブーケを作られた。それを見た別の生徒さんも残った花材でブーケのように器に生け、「先生、私の生け花を見て下さい」と自信なさそうに声をかけられてきた。まず、彼女の表現したいものを聞き、花材をグループに分け、花の線と色の流れ、全体の線の動きなど、テクニックを説明。彼女が彼女なりに生け直す。30年も通っておられるが「今頃になってやっと表現できました」とうれしそうだったのが印象的だった。これは彼女の「気づき」の問題で、どうやって限られた花材で自己表現をするかそのテクニックを私から受け取る心が閉じていたからだ。彼女の場合「全体に動きを出すテクニック」が完全に欠けていたが気づきがなかったので、頭打ちになっていた。でも、今回大きな第一歩前進!エールを!!
アレンジのライセンスをもった方がかりんの枝で彼女の「秋」を表現された。
「すばらしい!!はな野の花ですね!」と言葉を発しました。
かりんの実の力強さとかりんの枝の動き、秋から冬の移り変わり、心の変化、、、
「はな野の花」とは「身近にある植物を使ってそれぞれの季節を表現する」生け花のこと。
今回、こういった動きのある創作生け花をみごとに生けられた。
「生け花スタイル」をもって長年はな野に通っておられる方が、自分の「スタイルから生けてみたい」と思われたのでしょう。
自分の教材を他の生徒の方と交換して生けることを提案された(花材はいつも自分で野山や庭から持ってくるのがはな野のルール)た。
今まで使ったことのない花材を使って自分の思いを表現。私もワクワク。
結果は、すばらしい作品が出来上がりました。これには教室中が興奮!一歩前進?二歩前進?すばらしいアイディアと創作生け花にありがとう!
久々のお教室で、皆に会えて、それぞれのお花に会えて、気分晴れ晴れです。
生徒さんの素敵な作品です。
長くブログをお休みしてしまっている間に、とんでもない事態になってきております。
この兵庫県にも緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出はひかえてくださいと、
ならば、お庭の手入れができますね〜と、この子達とおしゃべりしながらキレイキレイにの日々です。
関係なく春の草花達が新芽をだし、花を咲かせている。
なんだかとっても頼もしくホッとします。
お花達とおしゃべりしていると、「あなたのお家に連れてって」という声が聞こえますよ!
そんな声が聞こえたら、連れて帰って、お部屋に生けてあげてください。
美味しいお茶をいただきながら、またおしゃべり、、、もちろんお花と!
自然のパワーがあなたを元気にしてくれる、、、そんな時間を過ごすのもいいかもしれませんね!
皆大変だけど、負けないで頑張りましょうね。
●生けるもののオアシス
ごあいさつ
本日はお忙しい中、私ども「ルジュ・フルーリ はな野」花展に、
ご来場いただきありがとうございます。
十回目の開催から早二年。会場は六年ぶりの静思館です。
平成から令和、その記念すべき元年に、
十一回目の花展を開催できること、大変嬉しく思っております。
時代は大きく、激しく、変化していきますが、
変わらず、しっかり咲いてくれる野花達にいつもパワーをもらっている私たちです。
夏から秋へと向かうこの季節の野花達を連れて、
静思館へと誘う「はな野」達をどうぞお楽しみください。
二十二日の日曜日には私、阪上泰子がそんな野花達のことをを少しお話しさせていただき、
野中みさえさんのパラグアイハープ、依藤雅子さんのフルート演奏をお楽しみいただきます。
移りゆく季節の一日、昭和にタイムスリップしたかのような空間で、
どうぞゆっくりとおくつろぎください。
ルジュ・フルーリ はな野 主宰(案内パンフレットより)
夏から秋へのいざない
9月21(土)/22(日)/23(月・祝)10:00〜16:30(最終日は16:00まで)
9月22日(日)
13:30〜14:00/主宰 阪上 泰子 野の花トーク
14:30〜15:00/野中 みさえ・依藤 雅子 演奏会
会 場:国登録有形文化財 猪名川町立静思館
兵庫県川辺郡猪名川町上野字町廻り22
猪名川町文化協会072-766-0013
阪急宝塚線 川西能勢口駅→阪急バスで約30分
川西バスターミナル 初紫号経由 日生中央行き/2時間毎1本(40分発)
上野(猪名川町役場前)下車徒歩1分
タイトル:Red Magic Power
赤
植物、草木、子孫、命を繋げるための不思議なウルトラパワー!
第十回花展 ここに秋「生ける」二年に一度開催してきた花展はおかげさまで第十回を無事開催終了する事ができました。今回もたくさん方々が見に来てくださって、私もはな野の仲間達もとてもうれしく思っています。ありがとうございました。だのに、お礼がすっかり遅くなってしまって本当に申し訳ありません。
第十回展という事で初日に私のトークショー&ワークショップを開催させていただきました。幼少よりお花と共にあり、そのお花を通してたくさんの素晴らしいご縁をいただいてきた私です。そのお花達に感謝をこめてまずはお水揚げについて。
生花にとって水揚げは大切な作業です。でもそれは単にお花が枯れないように長持ちさせるという人間側からの勝手な都合ではありません。お花を切りその生命をいただく、愛おしいその子の存在、個性を大切に私達は自分の感じる季節を生けさせていただいています。きちっとお水揚げをして差し上げる事は、お花を生かす「生ける」上で、とても重要な意味がある事なのです。いくつかの例をあげながら、、、
この話しになると私はつい熱くなり止まりません(笑)
またワークショップでは実際に3人の方に生けていただき、はな野のお花を体験していただきました。
人気テレビ番組のごとく??楽しい時間はあっという間、皆様には熱心に聞いていただきとても感謝しています。
今回の展覧会で、初めて特別に私のお部屋をいただいて作品11点を発表させていただきました。
温かく見守ってくださった、はな野の仲間達にあらためて感謝の思いでいっぱいです。
素朴な一輪の花を通して伝えたいもの。それは、花から季節、季節の風、エネルギー、力です。
これからも私はこの子達、花からいっぱいのパワーをいただいて、私の「生ける」を続けていきたいと思っています。
恒例のミニコンサートは野中みさえさん親子の奏でるパラグライハープ。
今回も素晴らしい演奏ありがとうございました。
今年の冬はとても寒い日が多く、私もお花も凍えておりますが、そろそろやっと少しずつ春が来てくれそうですね。野のはな達がその準備をしている気配を感じながら、春よはやく来い!!!
作品をご覧いただけます。
ここに秋 生ける
日時:2017年11月12日sun/13日mon/14日tue
10:00~17:30(最終日は16:00まで)
会場:暮らしのスタジオ木の家文化コミュニティ館
兵庫県川西市緑台3-5-62 (多田グリーンハイツ内)
会場までのアクセス(阪急宝塚線川西能勢口またはJR川西池田 乗り換え)
能勢電車/平野駅下車→阪急バス:グリーンハイツセンター西友前下車 徒歩5分
★花展10回記念イベントも開催します。どうぞお気軽にご参加ください。
11/12(日)
13:00~14:00/ 阪上 泰子 トークセッション
14:30~15:00/ 野中 みさえ パラグアイハープ演奏
今年も出展いたしました!
今年のテーマカラーはまさにグリーン。
・タイトル:水の中の遺跡(樹)〜1・2〜
・コンセプト:「気」「影(陰)」「水」など。今回は緑っぽいものを選びました。
今年もワークショップを開催させていただきました。生花初体験の方をはじめ、様々な活動をされている方々にご参加いただき、大変楽しい時間を過ごす事ができました!ありがとうございました。
今年もワークショップを開催させていただき、初心者という方々も含めてお花と共に楽しい時間を過ごしました。皆さんの力作もご覧くださいね。また今年もレシピパーティーのイエロー料理をはな野のスタッフや友人達と共にこちらも楽しくお手伝い!しあわせの黄色い時間はあっという間の6日間でした!! |
梅雨に咲くお花は当然お水が大好きです。
紫色の小花が可愛いアガパンサスの根が太く強いのは、斜面や土手などの土の流出を防ぐためだとか。
お花も人間も自然からの必然でこの世に生を受けているのがわかります。
蒸し暑いこの時期、梅雨のお花達が一生懸命私達に「涼」を運んでくれます。
あともう少し!梅雨明けが待ち通しいけれど、
雨音を聞きながらこの子達と過ごす時間も素敵です。
ある日、ある生徒さんが教室の残った花材でブーケを作られた。それを見た別の生徒さんも残った花材でブーケのように器に生け、「先生、私の生け花を見て下さい」と自信なさそうに声をかけられてきた。まず、彼女の表現したいものを聞き、花材をグループに分け、花の線と色の流れ、全体の線の動きなど、テクニックを説明。彼女が彼女なりに生け直す。30年も通っておられるが「今頃になってやっと表現できました」とうれしそうだったのが印象的だった。これは彼女の「気づき」の問題で、どうやって限られた花材で自己表現をするかそのテクニックを私から受け取る心が閉じていたからだ。彼女の場合「全体に動きを出すテクニック」が完全に欠けていたが気づきがなかったので、頭打ちになっていた。でも、今回大きな第一歩前進!エールを!!
アレンジのライセンスをもった方がかりんの枝で彼女の「秋」を表現された。
「すばらしい!!はな野の花ですね!」と言葉を発しました。
かりんの実の力強さとかりんの枝の動き、秋から冬の移り変わり、心の変化、、、
「はな野の花」とは「身近にある植物を使ってそれぞれの季節を表現する」生け花のこと。
今回、こういった動きのある創作生け花をみごとに生けられた。
「生け花スタイル」をもって長年はな野に通っておられる方が、自分の「スタイルから生けてみたい」と思われたのでしょう。
自分の教材を他の生徒の方と交換して生けることを提案された(花材はいつも自分で野山や庭から持ってくるのがはな野のルール)た。
今まで使ったことのない花材を使って自分の思いを表現。私もワクワク。
結果は、すばらしい作品が出来上がりました。これには教室中が興奮!一歩前進?二歩前進?すばらしいアイディアと創作生け花にありがとう!
久々のお教室で、皆に会えて、それぞれのお花に会えて、気分晴れ晴れです。
生徒さんの素敵な作品です。
長くブログをお休みしてしまっている間に、とんでもない事態になってきております。
この兵庫県にも緊急事態宣言が発令され、不要不急の外出はひかえてくださいと、
ならば、お庭の手入れができますね〜と、この子達とおしゃべりしながらキレイキレイにの日々です。
関係なく春の草花達が新芽をだし、花を咲かせている。
なんだかとっても頼もしくホッとします。
お花達とおしゃべりしていると、「あなたのお家に連れてって」という声が聞こえますよ!
そんな声が聞こえたら、連れて帰って、お部屋に生けてあげてください。
美味しいお茶をいただきながら、またおしゃべり、、、もちろんお花と!
自然のパワーがあなたを元気にしてくれる、、、そんな時間を過ごすのもいいかもしれませんね!
皆大変だけど、負けないで頑張りましょうね。
●生けるもののオアシス
ごあいさつ
本日はお忙しい中、私ども「ルジュ・フルーリ はな野」花展に、
ご来場いただきありがとうございます。
十回目の開催から早二年。会場は六年ぶりの静思館です。
平成から令和、その記念すべき元年に、
十一回目の花展を開催できること、大変嬉しく思っております。
時代は大きく、激しく、変化していきますが、
変わらず、しっかり咲いてくれる野花達にいつもパワーをもらっている私たちです。
夏から秋へと向かうこの季節の野花達を連れて、
静思館へと誘う「はな野」達をどうぞお楽しみください。
二十二日の日曜日には私、阪上泰子がそんな野花達のことをを少しお話しさせていただき、
野中みさえさんのパラグアイハープ、依藤雅子さんのフルート演奏をお楽しみいただきます。
移りゆく季節の一日、昭和にタイムスリップしたかのような空間で、
どうぞゆっくりとおくつろぎください。
ルジュ・フルーリ はな野 主宰(案内パンフレットより)
夏から秋へのいざない
9月21(土)/22(日)/23(月・祝)10:00〜16:30(最終日は16:00まで)
9月22日(日)
13:30〜14:00/主宰 阪上 泰子 野の花トーク
14:30〜15:00/野中 みさえ・依藤 雅子 演奏会
会 場:国登録有形文化財 猪名川町立静思館
兵庫県川辺郡猪名川町上野字町廻り22
猪名川町文化協会072-766-0013
阪急宝塚線 川西能勢口駅→阪急バスで約30分
川西バスターミナル 初紫号経由 日生中央行き/2時間毎1本(40分発)
上野(猪名川町役場前)下車徒歩1分
タイトル:Red Magic Power
赤
植物、草木、子孫、命を繋げるための不思議なウルトラパワー!
第十回花展 ここに秋「生ける」二年に一度開催してきた花展はおかげさまで第十回を無事開催終了する事ができました。今回もたくさん方々が見に来てくださって、私もはな野の仲間達もとてもうれしく思っています。ありがとうございました。だのに、お礼がすっかり遅くなってしまって本当に申し訳ありません。
第十回展という事で初日に私のトークショー&ワークショップを開催させていただきました。幼少よりお花と共にあり、そのお花を通してたくさんの素晴らしいご縁をいただいてきた私です。そのお花達に感謝をこめてまずはお水揚げについて。
生花にとって水揚げは大切な作業です。でもそれは単にお花が枯れないように長持ちさせるという人間側からの勝手な都合ではありません。お花を切りその生命をいただく、愛おしいその子の存在、個性を大切に私達は自分の感じる季節を生けさせていただいています。きちっとお水揚げをして差し上げる事は、お花を生かす「生ける」上で、とても重要な意味がある事なのです。いくつかの例をあげながら、、、
この話しになると私はつい熱くなり止まりません(笑)
またワークショップでは実際に3人の方に生けていただき、はな野のお花を体験していただきました。
人気テレビ番組のごとく??楽しい時間はあっという間、皆様には熱心に聞いていただきとても感謝しています。
今回の展覧会で、初めて特別に私のお部屋をいただいて作品11点を発表させていただきました。
温かく見守ってくださった、はな野の仲間達にあらためて感謝の思いでいっぱいです。
素朴な一輪の花を通して伝えたいもの。それは、花から季節、季節の風、エネルギー、力です。
これからも私はこの子達、花からいっぱいのパワーをいただいて、私の「生ける」を続けていきたいと思っています。
恒例のミニコンサートは野中みさえさん親子の奏でるパラグライハープ。
今回も素晴らしい演奏ありがとうございました。
今年の冬はとても寒い日が多く、私もお花も凍えておりますが、そろそろやっと少しずつ春が来てくれそうですね。野のはな達がその準備をしている気配を感じながら、春よはやく来い!!!
作品をご覧いただけます。
ここに秋 生ける
日時:2017年11月12日sun/13日mon/14日tue
10:00~17:30(最終日は16:00まで)
会場:暮らしのスタジオ木の家文化コミュニティ館
兵庫県川西市緑台3-5-62 (多田グリーンハイツ内)
会場までのアクセス(阪急宝塚線川西能勢口またはJR川西池田 乗り換え)
能勢電車/平野駅下車→阪急バス:グリーンハイツセンター西友前下車 徒歩5分
★花展10回記念イベントも開催します。どうぞお気軽にご参加ください。
11/12(日)
13:00~14:00/ 阪上 泰子 トークセッション
14:30~15:00/ 野中 みさえ パラグアイハープ演奏
今年も出展いたしました!
今年のテーマカラーはまさにグリーン。
・タイトル:水の中の遺跡(樹)〜1・2〜
・コンセプト:「気」「影(陰)」「水」など。今回は緑っぽいものを選びました。
今年もワークショップを開催させていただきました。生花初体験の方をはじめ、様々な活動をされている方々にご参加いただき、大変楽しい時間を過ごす事ができました!ありがとうございました。
今年もワークショップを開催させていただき、初心者という方々も含めてお花と共に楽しい時間を過ごしました。皆さんの力作もご覧くださいね。また今年もレシピパーティーのイエロー料理をはな野のスタッフや友人達と共にこちらも楽しくお手伝い!しあわせの黄色い時間はあっという間の6日間でした!! |
梅雨に咲くお花は当然お水が大好きです。
紫色の小花が可愛いアガパンサスの根が太く強いのは、斜面や土手などの土の流出を防ぐためだとか。
お花も人間も自然からの必然でこの世に生を受けているのがわかります。
蒸し暑いこの時期、梅雨のお花達が一生懸命私達に「涼」を運んでくれます。
あともう少し!梅雨明けが待ち通しいけれど、
雨音を聞きながらこの子達と過ごす時間も素敵です。